22
2016

海王星を逆行している奇妙な衛星「トリトン」の4つの不思議

トリトン



海王星の衛星「トリトン」は冥王星よりも大きな天体です。

表面温度は-220度でこのトリトンの表面はドライアイス
覆われています。

これは太陽系内の全ての惑星・衛星の中で最も冷たい天体です。


トリトンの変わった性質



トリトンは、海王星の自転方向とは逆向きに回っていて
通常の衛星とは逆向きに回っています。

木星や土星にも通常の動きとは逆向きに回る「逆行衛星」がありますが、
いずれも惑星からずっと離れたところを回る小さな衛星です。

大きく、惑星に近いところで逆行しているのは
衛星の中でトリトンだけです。

このような変わった
性質のためにトリトンはもともと海王星の衛星ではなかった
海王星の引力に捕獲されて衛星になったのではないかと推測されています。


トリトンはあと1億年で海王星に落ちる



トリトンはこの逆行運動のために海王星との相互作用で
、公転するスピードがどんどん遅くなっています

簡単に言えばトリトンの一年間はだんだんと伸びているんです。

公転速度が遅くなると、遠心力という力が小さくなるために
徐々に海王星の引力によって引き寄せられています。

約1億年後、トリトンは海王星に6万5000キロメートル
まで接近し、いずれ海王星の引力によって粉々に砕かれてしまう運命にあります。

海王星は現在、淡い輪を4本持っていますが、月より一回り小さいトリトンが
砕かれるとき、土星のような明るく大きな環ができると思われます。

長生きしたら見られるかもですね


トリトンには地球に似た大気がある



トリトンには薄いながら窒素の大気が確認されています。

太陽系の中で窒素を主成分とした大気を持つのは、
私達が住む地球と土星の衛星タイタン、そしてこのトリトンだけです。

ボイジャー二号の観察ではトリトンの上空にのような
ものが発見されました。

これは条件さえ整えば、衛星にも生命が宿るかもしれないという
可能性
を示しています。

空を見上げると常に海王星のような星があるのは
ちょっと精神衛生上良くないかもしれませんが。。(笑


トリトンには液体窒素の火山がある



なんと面白いことにボイジャー探査機によって、この極寒の衛星の
中に活火山が発見されました。

太陽系の中で火山の噴火が発見されてのは、地球
木星の衛星イオ、このトリトンだけです。

そしてトリトンの火山は熱いマグマが噴出しているわけではなく
液体窒素が太陽の熱によって気体となって吹き上がっています。

ボイジャーの画像では、上空8000メートルに達する噴煙
とらえられています。

とても冷たい噴煙ですね(笑


まとめ



トリトンは太陽系の中でもかなり特殊な衛星です。

トリトンは元々惑星になるはずの星だったと思います。

ですが海王星の引力に捉えられてこのように衛星としての役割を得ました。

いつか科学が進歩したら実際に降り立ってその景色を見てみたいですね。


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2 Comments

林檎  

トリトンは凄いですね!

トリトンに行ってみたいと思いますが今の人間の科学じゃまだ無理ですね😭
でも、いつか行ってみたいです!
ありがとうございました!

2017/06/11 (Sun) 21:49 | EDIT | REPLY |   

ゆうひのぼる  

Re: トリトンは凄いですね!

コメントありがとうございます!

ですね人間の科学力ではまだ無理ですねー。

けれど、実際に降り立ってみてどのような景色が広がっているのだろうか
と考えるだけでわくわくしますよね。

私達は本や映像でしかこれらの世界を知ることができませんが実際に存在しているという
事実があって、

普段は意識することも、今後もしかしたら誰からもその景色は認知されることもないかもしれない
けれど、確かにそこに存在しているというのはせつないような何か神秘的な気分になります。

2017/06/15 (Thu) 18:01 | EDIT | REPLY |   

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